こんにちは、おさしみちゃんです。
絵の練習にトレースや模写をすすめると、こんなことを言ってくるやつがたまにいます。
「人の真似して意味あるん?」
というわけで、今回は【意味のあるトレースと模写の方法】をお伝えします。
トレースと模写の違い
トレースとは参考となるイラストを上からなぞり描きして複写すること、模写とは参考となるイラストを観察してそのままそっくりに描き写すこと。
これらふたつが混同している人をよく見かけますが、トレースと模写は全く違った練習法になります。
意味のあるトレース
トレースは主に綺麗な線を引く練習になります。が、ただ脳死でなぞればいいというわけではありません。
綺麗になぞることよりも、綺麗に線を引くことに命をかけてください。多少ズレてもかまいません。
短い線をたくさん繋いでいくのではなく、できるだけ綺麗で長い線を思った通りの角度で引けるように意識して練習しましょう。
また、トレース素材を使用して自分で絵を仕上げる練習方法もあります。
こちらは線が上手く引けるようになってきたら試してみましょう。
トレース素材からモノの動きや構造を学ぶこともできますし、「それなりにオリジナリティのある絵が完成した」という満足感で、絵を描くことが楽しいと思う心を育てる効果もあると思っています。
▼お借りしたトレース素材▼
あなたの推しで描いてくれ@トレス素材様(Twitter)
意味のある模写
模写では上級者のイラストのバランスやテクニックなどを学びます。
こちらもただ描き写せばいいというわけではなく、モノの構造を意識し、パーツの位置や比率、バランス、シワや立体感はどのように付けているのかなど頭を使って観察しながら描くことが大切です。
また、スケッチやクロッキーなどの練習方法もあります。
こちらはそっくりに描き写すというより、大まかな形や動きを捉える練習になります。
模写でバランスをとることが難しいと思った場合、まずはスケッチやクロッキーを重ねて人体の構造やバランスを自分に刷り込むというのも良い手段ですね。
クロッキーの素材サイトやYou Tube動画もあるので、気に入る参考資料を探して練習してみましょう。
▼参考にしたYou Tube動画▼
かかげ様(Twitter)
トレースや模写をする上での注意
イラストや写真のトレースは「コピー・複製」扱いになります。
「コピー・複製」したものをSNSなどで公開したり配布したりすると著作権侵害に引っかかるので注意しましょう。
練習の成果をSNSで公開したい!という場合は、フリー素材など著作者が「コピー・複製したものを公開しても良い」と記載しているものを使用してください。
定期的にトレパク炎上を目にする時代ですので、マナーを守って練習してくださいね。
していいトレスとしてはいけないトレスは、メディバンさんがショート動画でわかりやすく紹介していたので是非こちらもご参考に。
練習ファイト!
「どうやったら絵が上手くなりますか?」という質問に対し、「とにかく量を描け」という回答をよく見かけますよね。
何一つ間違ってはいないのですが、むやみやたらと描くのではなく、少し頭を使うだけで上達への道はとっても近くなります。
まずは基礎から、頑張ってみてください!
ちなみにおさしみちゃんは頭を使わずひたすら量で殴ったタイプです!マジで馬鹿なので真似しちゃダメだよ!
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あるわい!!!!!
ただし、ちゃんと頭を使うのならな!!!!!