令和の「みんなのうた」がやばい
この筋肉弾けるマッチョダンディが出てくるアニメ、何だとおもいますか。そうこれ、NHKのみんなのうたの曲なんです。
ちなみに湘南乃風の「君に」という曲。
「みんなのうた」と言えば日本国民の誰しもが幼少期に通る道かと思いますが、どちらかというと絵本のような世界観の印象がありますよね。
マッチョだと侮ることなかれ
何度見ても絵面のインパクトに脳を持ってかれるのですが、何の変哲もないマッチョダンディおじさん映像だと侮ってはいけません。
このアニメはNHKのみんなのうた、つまり子供向けなんです。
テーマはそう「父から子供に向けた応援歌」
うん、父の圧がやばい。
制作側が伝えたい想い
一見、正気を疑われる絵面の作品ですが、アニメーションの製作者である青木純さんのインタビューからはとても熱い想いを窺い知ることができます。
【アニメーション:青木純さんより】
NHK公式HP:https://www.nhk.or.jp/minna/songs/MIN202306_03/
初めにこの曲を聴いて強く感じたのは、父親たるもの我が子を優しく守り、励まし、時に厳しく導く存在でありたい…自分自身も子を持つ父親として身に覚えのあるアツい気持ちです。そんな男の自意識を過剰にカッコ良くムキムキマッチョな父親たちの姿で表現してみました。困難に立ち向かう子どもたちを勇気付けたい、そしてそれと同じくらいその背中を支える父親たちを励ましたい。そんな気持ちを乗せて作ったアニメーションです。
やはり子供向けということもあり、父親の「包容力」や「強さ」を視覚的にわかりやすく表現した結果なのかもしれない。ムキムキマッチョをこのテーマにぶっこむネタのセンスと見た目を裏切る温かいテーマや内包された想いのギャップに正直かなり萌えてるので色んな意味で大成功な作品だなと思いました。ムキムキマッチョ父さんはいいぞ。(性癖である)
ただし青木純さんの関わる他作品を併せて見るとやはりこの人ちょっと頭のネジが…と思わなくもない(そこがめっちゃ好き)
ツイッターではネタにされがちですが、湘南乃風の「君に」自体もガチでめちゃめちゃ最高で、曲と映像を併せて見ることで心にグッとくる作品です。一見どころか百見以上の価値ありなので童心に帰って「みんなのうた」をチェックして見るのも良いんじゃないかなと思います。
突然ですが、まずはこれを見てほしい